不動産売却に必要な期間とは?長引くときの対処法を解説!

不動産

灘野 博史

筆者 灘野 博史

不動産キャリア10年

愛媛県生まれなこともあり、夏、冬問わず主にアウトドアが好きですが国内外でのミュージカルなどを観劇することも大好きです。
築古戸建て投資から不動産をスタートし建築やDIYも得意です。

日本国内は全ての都道府県に旅行し、海外旅行も50か国以上は旅をしました。
各地の不動産(住宅や歴史的な建造物)を見ながら世界遺産や郷土グルメを食すのも楽しんでいます。

不動産売却に必要な期間とは?長引くときの対処法を解説!

不動産の売却を予定しているものの、売れるまでにどのくらいの期間がかかるのか心配な方もいることでしょう。
すぐに買い手が見つかることもあれば、売却活動が長引くことも珍しくありません。
そこで今回は、不動産売却にかかる期間や長引くときの対処法を解説します。

長引くことのある不動産売却の期間

長引くことのある不動産売却の期間

不動産売却は、一般的に以下の流れでおこなわれます。

価格査定と媒介契約の締結(約2週間~1か月)

不動産を売却することに決めたら、まずは不動産会社へ価格査定を依頼します。
そして、媒介契約を締結し売却活動をスタートします。

売却活動(約1~3か月)

売却活動を始めると、早ければ2週間ほどで内覧の問い合わせが入ります。
そこから条件などの交渉に進むので、最低でも1か月は見込んでおきましょう。
なお、すぐに購入希望者が現れる場合もあれば、3か月以上かかる場合もあります。

売買契約の締結(約1か月)

買主との売買交渉がまとまると売買契約を締結します。
買主が住宅ローンを利用する場合、ローン審査に時間がかかるのでご注意ください。
本審査は1~2週間程度で判明しますが、3~4週間かかることもあるので余裕をもったスケジュールを組んでおきましょう。

代金の決済および引渡し

代金の決済と物件の引渡しは同日におこないます。
住宅ローンの融資実行日が決済日(引渡し日)となるので、売買契約の締結から1か月後を見込んでおくと良いでしょう。
そして、所有権移転登記の手続きも必要です。
金融機関や法務局での手続きがあるので、平日におこなうことになります。
引渡しをスムーズに進めるためにも、売買交渉の段階から日程調整を進めておくことをおすすめします。

一戸建てや土地の売却には時間がかかる

一戸建てや土地を売却する際は、土地の測量が必要となる場合があります。
過去に測量を実施していたとしても、現在の技術でやり直すと異なる結果になるケースは珍しくありません。
あらためて確定測量を実施するときには、隣接地の所有者の立ち会いも必要なので時間がかかります。
その間は不動産売却も進められないので、一戸建てや土地の売却をお考えの方は、確定測量もなるべく早く手配するようにしましょう。

不動産売却が長引く原因

不動産売却が長引く原因

不動産の売却条件によっては、売却活動が長引くケースが見られます。
長引く原因にはどのようなものがあるのか、気を付けるべきポイントとともに見ていきましょう。

物件の条件が良くない

不動産の資産価値は立地条件に大きく左右されます。
そのため、駅から遠いなど立地条件が良くないと売却活動が長引く原因となります。
また、築年数が経っている物件も注意が必要です。
築年数が経過した不動産は担保価値が低いので、買主が住宅ローンを組んで購入を予定している場合、融資を受けにくい場合があります。

売り出し時期が良くない

不動産には取引が活発なシーズンがあります。
不動産のニーズが高まるのは、新年度を控えた2~3月です。
その一方で、年末年始で何かと忙しい1月や、暑さで物件巡りがしにくい8月は取引があまり活発ではありません。
そこで、売れにくい時期に土地の測量や建物の修繕などを済ませておき、不動産の繁忙期に備えるのがおすすめです。

売り出し価格が高すぎる

不動産の条件や売り出し時期に問題がないのに売却活動が長引くときは、価格が相場よりも高すぎることが原因であると考えられます。
そこで、周辺の価格相場とかけ離れた価格設定にならないように気を付けましょう。
現在売り出し中の物件価格は、不動産ポータルサイトなどで調べられます。
しかし、不動産ポータルサイトでは似た条件の物件が見つからなかったり、実際に売れた価格はわからなかったりします。
そこで、過去の取引情報を検索できる以下のシステムも活用すると良いでしょう。

●レインズ・マーケット・インフォメーション
●土地総合情報システム


レインズ・マーケット・インフォメーションでは、建物種別や最寄り駅までの距離、築年数、間取りなどさまざまな条件から、取引情報を調べられます。
中古マンションや一戸建ての相場を知りたいときにおすすめです。
そして、土地総合情報システムでは、土地の相場を調べられます。
売却したい不動産の種別によって、上記のシステムを使い分けると良いでしょう。

不動産売却が長引くときの対処法

不動産売却が長引くときの対処法

売却活動が長引くときは、原因に応じた対処法を講じることが大切です。
どのような対処法があるのか、ポイントとともに見ていきましょう。

整理整頓や清掃を徹底する

内覧件数を重ねても成約に結びつかない場合、物件自体に何らかの問題があると考えられます。
そこで、内覧前には荷物の整理整頓や清掃を徹底しましょう。
住みながらの不動産売却では、室内に家財道具がある状態での売却活動となります。
荷物が多いと、部屋が狭く見えてしまいます。
使わないものは処分したり、トランクルームなどに預けたりすると良いでしょう。
すでに空き家の状態で売却活動している場合にも、こまめな清掃は欠かせません。
誰も住んでいなくても汚れが溜まったり、臭いがこもっていたりします。
そこで、内覧前には清掃や換気を忘れずにおこないましょう。

照明や空調を整える

快適な環境で内覧できれば、購入希望者にも良い印象を与えられます。
そこで、照明や空調を整えるのもおすすめの対処法です。
日中でも照明をつけて部屋を明るくする、エアコンで温度・湿度を適切な状態に保つのもポイントです。

販売価格を見直す

販売価格が適正で需要のある不動産なら、3か月程度で売れると言われています。
そこで、売却活動が長引くときは3か月を目安に販売価格を見直すことをおすすめします。
このとき、小刻みな値下げは避けるようにしましょう。
たとえば、20万円を5回にわけて値下げするよりも、一度に100万円値下げするほうが購入希望者に大きなインパクトを与えられます。
一方で、必要以上の値下げも「何か良くない理由があるのでは?」といったイメージを与える恐れがあるため注意が必要です。
そこで、周辺の価格相場も踏まえつつ5〜10%程度を目安に値下げを検討してみてください。

値下げ額の決め方

不動産を探している方の多くは、不動産ポータルサイトを利用しています。
価格の検索条件は500万円単位となっているので、値下げ額も検索結果を考慮して決めることが大切です。
たとえば、3,200万円の物件価格を見直すケースで考えてみましょう。
値下げ前は3,500万円以下の検索結果に反映されます。
仮に100万円値下げしたとしても、検索結果に現れるのは3,500万円以下で値下げ前と変わりません。
そこで、2,980万円にするなど3,000万円以下での検索にも反映されるような価格を意識するのもポイントです。

不動産会社の買取を検討する

売却活動にあまり時間をかけられない場合には、不動産会社による買取を利用してみてはいかがでしょうか。
買主を募る必要がないので、買取価格などの条件が合えばすぐに売却が完了します。
ただし、買取価格は相場よりも安くなることが多いのでご注意ください。
一方で仲介手数料がかからない、契約不適合責任を免責にできるといったメリットもあります。
なお、すべての不動産会社が買取に対応しているわけではありません。
仲介による売却と買取で迷っているときには、買取にも対応している不動産会社へ相談するのがおすすめです。

まとめ

不動産売却が長引くのを避けるためには、売り出し価格やタイミングの見極めが大切です。
そこで、不動産会社と連携しながら売却活動を進めていく必要があります。
弊社では、仲介と買取の両方に対応しているので、売却方法でお悩みの方もお気軽にご相談ください。


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